ひょっとして夢の「人工筋肉」も!?蜘蛛の糸から約3倍の強度を持つ繊維が開発される!
蜘蛛の糸というのは、自然界では同重量当たりの耐荷重強度が最も高い物質だそうです。
それをカーボンナノチューブでコーティングし、強度約3倍、おまけに電気を通すという繊維を開発した、というニュース!
クモの糸から強度3倍の繊維を開発、ナノ単位の医療機器が実現か
開発したのは「米国国立強磁場研究所」の研究チーム。
行ったテストの内容を見ると、
「電流と水分を使って繊維を筋肉のように収縮させ、35ミリグラムという比較的大きな重量を持ち上げることに成功した」
とあります。
繊維に直接電気を通すことで収縮をコントロールし物を持ち上げるというのは、かなり画期的なことではないでしょうか!?
ひょっとしたら、この繊維を束にして人工筋肉を・・・
勝手な想像の段階ですが、やはり期待してしまいます!
まずは医療機器への応用が期待されているようです。
気になるのは蜘蛛の糸の量産化。
残念ながら、蚕のように養殖は出来ないそうです。
しかし、日本には既に蜘蛛の糸の人工合成に世界で初めて成功しているベンチャー企業があり、2015年の量産に向けて動き出しています。
クモの糸の実用化を目指す鶴岡市のベンチャー企業 スパイバー株式会社
石油に依存しない強力な繊維。
そして今回の強度アップ&電気伝導性を付加する技術。
蜘蛛の糸って、無限の可能性を秘めたとんでもなく凄いものだったんですね!