先週発表されたイグ・ノーベル医学賞、7年連続で日本人の受賞はめでたい・・・しかしその発想がわかりません
一風変わった科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」。
先週、授賞式が行われてニュースになりましたね。
まず、タマネギに含まれる催涙成分を発生させる酵素「催涙成分合成酵素」を発見した、ハウス食品研究主幹の今井真介さんとそのグループ、そして発見に協力した石川県立大学長の熊谷英彦さんが受賞。
これにより、遺伝子を組み替えて「涙の出ないタマネギ」をニュージーランドの研究機関が作り出すことに成功したそうです。
商品化には至っていないようですが、確かに変わった視点でなお且つ役立ちそうな研究です。
もうひとつの共同受賞は、
「心臓移植したマウスにオペラを聴かせると生存期間が延びた」
という研究結果を発表した帝京大医学部外科准教授の新見正則さんのグループ。
・・・オペラ?
まず、一体どういうきっかけで
「マウスに心臓移植してオペラを聞かせよう!」
という発想が出てきたんでしょう。
そして、その研究を行うにあたってそれなりの結果を期待したと思われますが、結果が出なかったらどうしたんでしょう。
まあ、ちゃんと調べれば経緯はわかるのでしょうが、ちょっと知らないままのほうがいろいろ想像できて面白いかも。
ちなみに曲によっても術後の寿命の変化はあったようです。
「椿姫」だと平均で26日。
モーツァルトで20日。
ファンも多い人気女性人気シンガー、「エンヤ」だと11日。
何も聞かせなければ7日ほどしか生きられなかったそうです。
エンヤだって素晴らしい曲と歌声だと思うのですが、マウス的にはちょっと好みじゃなかったのかもしれません。
しかし、心臓移植手術に新たな可能性を見出したのは間違いなく、大変素晴らしい研究結果だと思います、もちろん!
あらためて、おめでとうございます!