9月はdocomoの一人負け状態・・・約13万件の顧客がMNP流出、iPhone品薄も影響
docomoのiPhone参入と「実質0円プラン」の早期発表はインパクトがありましたが、残念ながらユーザーの流出防止には効果が薄かったようです。
iPhone品薄…ドコモのMNP流出止まらず 9月携帯契約で13万件超
9月のMNP、ドコモ13万件流出 iPhone効果は10月以降か
ユーザーの13万件流出。新規契約から解約を差し引いた純増減でも約5万件の純減。
iPhone5S/5C発売から早くに品薄状態となっていましたが、大きな痛手でしたね。
しかし、顧客流出の一番大きな要因は、既存ユーザーへの優遇措置が薄かったことではないでしょうか。
2013年6月26日に、来春からのドコモプレミアクラブの内容改定を発表しましたが、これが既存ユーザーに大不評。
「ドコモプレミアクラブ」改定でたまりにくくなる? 新しいポイントプログラムで損する人、得する人……あなたはどっち?
全体的にポイント付与率の低下感があるのと、何がしかの有料サービスに入っていないと長期ユーザーほど損をするのでは?という印象を与えてしまいました。
そして、他社へのMNPより継続契約したほうが得だ、あるいはMNPする必要はないな、という印象のあるプランを発表できず、ダブルパンチで流出してしまったのでは?
もちろん他社もそれほど継続契約に魅力があるわけではありませんが、ポイント改定のタイミングはかなり大きな切っ掛けだったのではと推測します。
「もうdocomoにいるより他社に移ったほうがお得だ」
と思わせてしまったらもう手遅れ。
しかしついこの前、ポイント改定については軌道修正して来ましたね。
ポイント付与は現行より下がったような感じがまだありますが、最高ステージ以外は契約年数でステージが決まる仕様へ。
DCMXを利用した携帯料金の支払いではポイントは発生しなくなりますが、その分買い物でのポイント付与を0.5%から1%へ。
なんとか既存ユーザーをつなぎとめようという改定だと思われます。
あとはiPhoneの品薄解消ですかね。
10月以降の巻き返しなるか、見ものです。