朝日がやっと認めた「従軍慰安婦問題」の間違い、でも謝らない!
このブログとしてはちょっと珍しい、歴史認識問題というかちょっと難しい話題。
元々別のブログで書こうと思ったエントリーなので、以下の文章が敬語でないのはご了承ください。
理屈としてはもうとっくに決着がついていたと言っていい従軍慰安婦問題、何度も特集を組んで世界中にその冤罪を広めた朝日新聞がやっと記事の間違いを一部認めた。
「済州島で連行」証言 裏付け得られず虚偽と判断
近年になってやっと裏付け取材をとっての報道だそう。
初期の報道からは32年ほど、矛盾が指摘されてからは20数年も経ってのこと。
他の新聞メディアもその朝日の記事について、色々掲載。
読売新聞
朝日、慰安婦報道で「誤り」…一部記事取り消し
産経新聞
朝日新聞、慰安婦問題で一部反省 吉田証言「虚偽と判断し記事取り消します」
しかしあまりに時間が経過した後での訂正記事のためか、各社コラムなどで朝日への批判を掲載。
読売新聞
朝日慰安婦報道 「吉田証言」ようやく取り消し
産経新聞
32年後の訂正も明確な謝罪避ける 調べれば分かる挺身隊との混同も「研究の乏しさ」に
朝日慰安婦報道 「強制連行」の根幹崩れた
今回朝日が報道の間違いを認めた部分で注目の点は、
◯「韓国・済州島で女性たちを強制連行した」という慰安婦問題の核心部分である吉田清治の証言を”虚偽”と認める
◯戦時に主に工場の労働力として数十万人動員された「女子勤労挺身隊」を従軍慰安婦と混同して報道、全く別の女性たちであるその女子勤労挺身隊の人数と従軍慰安婦の数とを混同していたことを認める
◯当時の日本軍が各地で人さらいのように女性を集め従軍慰安婦として使役したという資料は見つかっていないと認める
どれも朝日が真っ先に特集を組んで「従軍慰安婦問題」として世に広めた部分。
報道当時この問題に触れた一般の人の認識も
「日本軍が各国で非常に多くの女性をさらって慰安婦として無理やり働かせたらしいよ」
ということのはず。
※追記:なんか、はてなブログのホッテントリでは「慰安婦問題の問題点はそこじゃないよ、バ~カ」みたいな人がだいぶ元気のようですが・・・そういう人が行き場を失って流れ着くところってホントなんですね。
お~こわ。
これが完全に間違いだったということを、発信者の朝日新聞がようやく認めたというのはたしかに大きい。
そして間違いを認めた部分はどれも20年以上にわたって他の新聞社や研究者が矛盾を指摘していた部分。
その間朝日の記者は何をしていたの?と言う感じ。
「虚偽かどうかはわかりません」
で放置。
その間、従軍慰安婦問題での日本を避難する活動家たちの運動はたくさん報道。
そうやって間違いが広まるのを待っていたのかというぐらい長い間ウラ取りしなかったね。
今回の報道ででわかりやすいのはこちらの動画、でも消されるかも。
辛抱さん、ちょっと間違いがちょこちょこある。
「従軍慰安婦」という「言葉」自体は80年代からは既にあった。
確か小説が元だ。
まあ「爆発的に広まった」という意味なら確かに動画通りといえる。
今回の朝日の記事では問題の根幹として未だに「慰安所で女性が自由を奪われ、尊厳が傷つけられたことにある」なんて言っている。
しかし読売新聞の
にある
「朝日新聞は当初、吉田証言などを基に、慰安婦の強制連行を問題視してきた。だが、強制連行の根拠が崩れると、慰安婦が慰安所に留め置かれていたことに強制性があると主張するようになる」
という部分、つまり朝日は当初「強制連行」、つまり人さらいをして売春行為をさせたことを問題にしていたわけで、言っていることが違ってきてる。
だって、吉田証言を元に記事を書いたりしていたんですもの。
裁判とかで言えば、途中から訴えの趣旨が「拉致監禁」から「劣悪な労働環境での強制労働」に変わるようなもの。
こんなことありえますか?認められますか?
って話だよ。
そして、今回の特集記事でもお詫びはどうやら無し。
これだけの国際的な大問題になったというのに、まるで「目的が達成されて止められなくなったから、まあ間違い認めといてもいいか」、みたいな。
穿ち過ぎかな?
政府も元々の記事を書いた元記者・植村隆氏を証人喚問という動きもあるようで、まだまだこの話は引っ張りそう。
そうそう、慰安婦問題の特集記事とかを書いた元朝日新聞記者、元慰安婦の団体のトップが奥さんのお母さんである植村隆さん、政府の検証が始まる報道が出た途端転職した北星学園大学の非常勤講師のお仕事は順調なのかな?