高速増殖原型炉もんじゅ、台風による土砂崩れであっさり孤立・・・おまけにデータ送信システムに異常、しかし担当者到着できず
福井にある高速増殖原型炉「もんじゅ」に唯一通じる道が土砂崩れで通れなくなったようです。
おまけに、原発の状態を受信する「緊急時対策支援システム(ERSS)」が停止状態。
一度の台風による土砂崩れで技術的問題がおき、復旧に行くこともできなくなるなんて・・・
「日本原子力研究開発機構」のホームページでは、もんじゅの安全についてこう語っています。
「高速増殖原型炉もんじゅは、性能試験段階にありますが、工程優先ではなく安全確保を最優先に取り組んでいます。」
こういうことがあると、この言葉を簡単には信用できかねます。
施設には職員の方々数十名が取り残されているようですが、逆に言えば、まあ、ほったらかしではないということも言えます。
情報も手動で(どういう方法かはわかりませんが・・・)送られているということです。
復旧も時間の問題でしょう。
しかし、台風一発でこんな有様です。
あまりに危機管理が杜撰では?
大量の点検漏れなど問題(というか怠慢)も多い印象です。
ただの原子炉ではなく、制御が難しい上に事故を起こした時の被害は通常の原発とは比べ物にならないという「高速増殖原型炉」。
さすがにこんなにあっさりと孤立したりすると、なかなか安心することが出来ないです・・・